禁煙外来とは?
ニコチン依存症と診断された方で、積極的に禁煙治療を希望されている方を対象にした専門外来です。タバコを吸い続けることを病気だと意識される方は少ないと思います。しかし、喫煙はニコチン依存症という病気なのです。当外来では、医師が処方する禁煙補助薬を主に使用し、医師、看護師の専門的なカウンセリングを受けながら保険適応による禁煙治療をしていきます。
ニコチン依存症と診断された方で、積極的に禁煙治療を希望されている方を対象にした専門外来です。タバコを吸い続けることを病気だと意識される方は少ないと思います。しかし、喫煙はニコチン依存症という病気なのです。当外来では、医師が処方する禁煙補助薬を主に使用し、医師、看護師の専門的なカウンセリングを受けながら保険適応による禁煙治療をしていきます。
数年から10年程度の喫煙でニコチン依存症になるとされています。そのメカニズムはまずタバコを吸うことでニコチンが脳内に達し、快楽物質であるドーパミンが放出されます。ニコチンが欠乏すると今度は不快な症状となりますが、ニコチンを摂取すると再びドーパミンが放出され不快感は消失します。その結果、ニコチンを摂取し続けるという身体的依存状態になります。一方で、喫煙者はタバコによる有害性を「否認」し、喫煙を「合理化」する傾向にあり、喫煙が「癖」や「習慣」となっているという心理的な依存状態にも陥ります。これらが合わさって、ニコチン依存症という状態になります。
「禁煙しなくてはと思っていても、どうしてもやめられない…」「我慢してもまた吸ってしまう…」という、禁煙をしたくてもできない方、ぜひ当院の禁煙外来にご相談ください。
診断は非常に簡単です。以下のテスト(TDS:タバコ依存度テスト)で5点以上あれば、ニコチン依存症です。
Kawakami, N. et al.:Addict Behav 24(2):155, 1999
(注)禁煙や本数を減らした時に出現する離脱症状(いわゆる禁断症状)ではなく、喫煙することによって神経質になったり、不安や抑うつなどの症状が出現している状態
スクリーニング精度等:感度=ICD-10タバコ依存症の95%が5点以上を示す。
特異度=ICD-10タバコ依存症でない喫煙者の81%が4点以下を示す。得点が高い者ほど禁煙成功の確率が低い傾向にある。
受付時間 : 月曜~金曜日 午前8時30分~午後5時・土曜日 午前8時30分〜午後12時
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